説明無き小沢を嗤う

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又また小沢一郎の話題になってしまった。そのうち強力な「小沢軍団」から首を絞められそうだが、小泉にしろ阿部にしろ麻生にしろ、民意から離れた権力の動向は中々オモシロく、嗤いのネタには格好だ。

小沢の個人事務所や陸山会、及び鹿島など大手ゼネコンの本社・支店などに、東京地検の一斉捜索が入った。
小沢に対する任意の事情聴取要請を、本人が拒否したことを受けて、検察が踏み切ったらしい。

捜査の直接の結果がどう出るか、それは分からない。
内容が解明されると言う人もいれば、小沢は逃げ切る自信が有って、検察の言い訳としての捜索だと解説する人もいる。
自民党時代から続く、相も変わらぬ「金権政治」。
18日からの通常国会でも、鳩山首相の「子供手当」と並んで議論の焦点となるだろう。一体何時になったら国民は、そう言う低次元の問題から解放されて、国と国民が当面する差し迫った問題を、真剣に議論できる国会を持つことになるのだろうか。

鳩山と小沢の「説明責任」については、前回、1月9日の日記でも述べたので割愛。
それにしてもこう言う問題の時に、当人とその政党、今回の場合民主党の姿勢・本音があからさまに露呈する。

小沢は13日の同党愛知県連のパーティで次のように挨拶したそうだ。
「私どもは決して法に触れるようなことをしたつもりは有りません。それは国民も理解してくれたと思う。ですからこそ、政権を我々に与えてくれたのではないでしょうか(朝日新聞14日朝刊)」。

小沢は自分を説明する能力には欠けるが、他人の意思を忖度すことには長けているらしい。
天皇の中国要人会見を、慣例を破ってねじ込んだ時も「天皇もそう思っておられると思う」と、天皇の意思を忖度して合理化しようとした。
今回は国民の意思を、自らの「ぬれぎぬ」晴らしの為に忖度してくれた。まことに持って有りがたいことだが、こんなことに「国民の理解」を持ち出して欲しくない。

政党としての民主党も情ない。
まともな政党ならこう言う時、党としての自浄作用を発揮し独自の調査をすべきなのに、その気配すらない。党首と辣腕幹事長の疑惑で有って見ればそれもむべなるかな、だが。 
朝日によると、同党参院幹部の談として「権力対権力(検察)の最終戦争だ」と意気込んでいたと有ったが、とうとう民主党は自分を「権力」誇示の側に置き始めたらしい。
だったらその権力を、もう少し国民の幸せの為に使ってくれよ。疑惑隠しに使うのでなくて。

金権政治と国民の幸せは絶対に両立しない。
小沢が「忖度」してくれた国民の意思とも両立しない。企業・団体献金禁止と言う、自分たちのマニフェストとも両立しない。
大体検察の権力と戦うと言うのであれば、相手の捜査にこと寄せての「コメントの差し控え」など、矛盾も甚だしい。積極的に自らのの立場を主張し、相手と切り結んでこその戦いだろう。本当にやましいところが無いのなら。


民意無き権力のもろさは、小泉郵政選挙と今回の政権交代の結果が示している。
あれだけ圧倒的だった議席も、民意を失った時、雪崩を打ってくつがえった。
鳩山や小沢が、司法や国会の場で仮に何とか言い逃れが出来て、その限りで「勝った」として、その経過全体の胡散臭さは、国民の中に欲求不満、イライラ感として沈殿する。
そして民主党政権全体への、支持率続落となって表れる。

今年は参院選の年。
国民の「意思忖度」を得意とする小沢は、自分の疑惑のみそぎとしても、単独過半数を目指すだろう。そして「国民の理解が得られた」と開き直るだろう。
国民の選挙権を、十数億、或いは何十億かの説明できない汚い金のみそぎに使わせてはならない。

民主党に限らず一つの党への権力集中は、とかくの悪弊を呼び込む。
参院選、民主党に大勝ちさせてはならないと思うがさて、一方の自民党は余りにも情ないし、又自民党政治が復活するのも困る。
痛し痒しのなか、暫くは方向性を求めて有権者も彷徨うのだろう。
いずれにしても日本の方向は、有権者・国民自らが、政治の主人公を自覚した時にしか、前に進まない。
昨年の政権交代は、その一歩では有った。

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このページは、が2010年1月14日 15:46に書いたブログ記事です。

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