自民党考

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自民党は二度と再び政権の座に就くことは出来ないだろう。
民主党政権がコケて、一時的に政権の座が転がり込んでくることまで全て否定はしないが、いわゆる「二大政党」の一翼を占めて、アメリカやイギリスの共和、保守党のような存在に定着することは有り得ない。
○、金の切れ目は縁の切れ目

元々自民党は、統一した理念とか綱領のようなものが有って、それに基づいて集まっている政党では無い。良く言えば融通無碍、要するにリベラルから超右翼迄、様々な立場と考えの寄せ集めだ。
その雑多な寄せ集めの接着剤になって来たのが、政権党としての利権を通しての「金」だ。

政権から下野して利権を失った自民党に、この接着剤は効かなくなった。
しかも、自民党の裏事情を知り尽くした小沢一郎が、今後徹底的にその金の通り道を塞ぎに掛かるだろう。既に陳情の扱いなどでそれは始まっている。

兵糧の尽きた自民城に居残る意義は無い。今後チョッとしたきっかけの度に離散してしまう潜在性を、金の面から自民党は孕んだことになる。


○、野党としての存在意義

政権から下野した自民党に、では野党としての生きる道は有るか?
米・英の保守政党のように、「健全な」野党として存在出来れば、政権復帰の可能性も有るのだが、それが可能かどうか?。それも無理な話だろう。

小泉、竹中路線の4年間は、文字通り徹底的に「自民党をぶっ壊す」過程だった。
今回の総選挙は、民主党の政策、マニフェストが支持されての結果では無く、要するに「自民党よサヨウナラ」だった。
国民は自民党に丸ごと「あんたは要らない」の引導を渡した訳だ。

3、4日前のNHKの世論調査で、鳩山内閣の支持率が9ポイント下がり、不支持率が13ポイント上がった。
これは「民主党に政治をやらせてみたが、やっぱり自民党の方が良かった」という結果では無く、逆に「自民党政治を転換すると言うから、期待して投票したんだが、結局自民党政治と変わらないじゃないか」と言う失望であって、民意が自民党政治に戻ることは、これからも無い。

1000 兆円に迫る借金を孫・子に残し、それだけの大金を使いながら経済の競争力はがた落ち、地方は疲弊し商店街はシャッター街に。中小企業の倒産と失業者、その 一方でのカローシ。町にはホームレスが溢れ、年間3万人を超える自殺者。医療の疲弊。農・林業の破壊と外国への売り渡し。
(小泉の相棒、竹中某が人材派遣大手パソナの会長になったと言う、笑えない笑い話をオチに添えて)。

この従来の「新自由主義」の継続で選挙を戦えないことは、既に決着済み。
かと言って、そこから脱却し国民の支持を得ようとしたら、先ず上記についての深刻な総括と反省、或いは謝罪が必要になるが、それはそのまま自民党の自己否定で有って、その時は既に自民党で無くなっている。

つまりどっちにしても、「健全な野党」にすらなれない。
鳩山答弁じゃないが、「あんた達に言われたくない」と返されるのがオチだ。


○、雲散霧消

しかし、謝罪抜きに「民意に添う」道が、たった一つだけ有る。それは自民党からケツを割って新党を作ることだ。そうすれば大っぴらに今までの自分たちの「悪事」を批判・攻撃し、顔を拭って有権者の前に出られる。例えば「みんなの党」のように。
或いはそもそも民主党の議員も元々は皆そうだった。

「金の切れ目」と合わせ、これからは事あるごとに離散を繰り返し、長く続いた自由民主党は、早晩歴史から消えてゆく運命に有るのだろう。
その後には小沢一郎の「政界再・再編」か。

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このページは、が2009年12月15日 06:43に書いたブログ記事です。

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