2009年10月アーカイブ

おもいのほか、もってのほか、と聞いて直ぐ分かる人は私同様、越後やみちのくの出身者だろう。そう、食用菊の名前だ。
そもそも、西日本で菊を食用にするという習慣がもともと有ったのかどうか、私は知らないが今は相当ポピュラーになっているから、このソーシャルネット住人の年代の人は、地域を問わず今、結構知っているのかもしれない。


昨日、最寄りのスーパーで1パック100円で特売されていたので、2パックずつ都合4パック買って酢茹でにしてポン酢で食した。
本来は秋の食べ物であろう筈のキノコが、今は年中店頭に並んでいる中、この菊の花だけは正真正銘「秋の味」だ。

黄色い菊と紫の菊、どっちがおもいのほかでどっちがもってのほかか、いまいちハッキリしなかったのだが、紫の菊のパックに「もって菊」の表示が有ったので、黄色がおもいのほかで、紫がもってのほかなのだろう。
「どっちか片方に決めろ」と無理やり言われれば、紫の方が味わい濃い感じがして好きなのだが、やはり両方一緒に茹でて混ぜて食うに限る。

それにしても、「おもいのほか」であれ「もってのほか」であれ、頭の中で考えて命名できる名前じゃない。
「食ってみたら、おもいのほかうまかった」「そんな味のトーシローに食わせるなんて、もってのほかだ」と言った風景が想い描かれる。
そんな状況の中で、ひょっこり付けられた名前なのだろう。

名前とともに乙な味を楽しみながら、秋の夜、飲んだ日本酒が旨かった。

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