2012/3/6 新聞赤旗に、以下の記事が掲載された。
前から、ヒトに比べてのチンプゲノムの多様性は言われていたのだが、更にそれを強調する内容。
以下、その転載。

ヒトより多様性大きい

アフリカの熱帯雨林生息

アフリカ大陸の熱帯雨林だけに生息しているチンパンジーのゲノム(全遺伝情報)の多様性が、世界中に住む人のゲノムの多様性より大きいことが分かった ―― 。
イギリスなどの国際研究グループが米科学誌『プロス・ジェネティックス』(2日付)に発表しました。

チンパンジーは、アフリカ大陸赤道付近の東部、中部、西部とカメルーン周辺に生息地があり、4つのグループに分かれています。

研究グループは、54頭のチンパンジーについて、ゲノムの818ヶ所のDNA塩基配列を解析しました。その結果、チンパンジーの間のゲノムの違いは非常に大きく、生息地が川で隔てられているだけのグループ同士でも、ゲノムの差は、別の大陸に住むヒト同士の差より大きいことが分かりました。
カメルーンのグループは他のグループとの間のゲノムの違いが特に大きいことが分かりました。

以前の研究では、カメルーンのグループは遺伝的に西部のグループに近いとされていましたが、むしろ中部のグループに近いことが分かりました。

研究グループは、ヒトは10万年?5万年前にアフリカを出た少数のグループの子孫なのでゲノムの多様性が小さく、チンパンジーは数十万年に渡ってグループ間での交配が少なかった結果、ゲノムの多様性が大きくなったと推測しています。

チンパンジーは生息地の減少、狩猟、感染症などによる絶滅の危機に直面しています。
研究グループは、チンパンジーの四つのグループ間でゲノムの多様性が大きいなら、それぞれのグループを保全できる対策をとることが重要だと見ています。

転載、ここまで。

 

関連記事

オランウータンのゲノムを初解読、予想以上の「多様性」 ネイチャー誌

チンパンジーゲノム概要版配列の解読

現代人を悩ます様々な身体的トラブル ――
その多くは、およそ500万年前、
人が類人猿から人へと移行した、そのことに起因している。
われわれは、なぜ、今も、”進化の傷あと”を
受けついでいるのか ――
”アクア説”なら、その説明が可能である。


人類の出現

「進化は過去に起こったことへの反応として生じるのであり、将来起こる筈のことに合わせて生じるのではない」(16p)

オーストラリアにはかって、モグラのように地中を掘り進む原始的な哺乳類が生息していた筈だ。そしてその生息環境が徐々に水中に没していた時期が、必ず有ったに違いない。さもなければ、アヒルのような口ばしを持つカモノハシが、この世に誕生する筈はなかったのだから。(16p)

化石の読み方

「比較解剖学的知見から生み出された仮説が、後になって、新たに発見された化石によって否定されたなどと言う例は、過去に一度もない」-エルンスト・マイヤ(ハーバード大、解剖学者)

アフリカでの人骨化石発見、一つの傾向
北で見つかる化石ほど、時代の古いものだった(34p)

分岐年代

  1. 1960?1970年代初頭 ―― 3000万ないし5000万年前頃と推定されていた。
    1967年、分子による分岐年代の推定 ―― 500万年前
  2. その後、チャールズ・シブリー、ジョン・アールクヴィストが、それぞれ独自にDNA交雑法 ―― 700万―900万年前。
  3. ディビッド・ピルビームの告白、1984年新聞「人間の祖先の枝分かれのさまを知る上では、化石よりも分子の語ることの方が役立つことが、今日ではハッキリした」

直立二足歩行がもたらす悩み

「全ての四足動物にとって、走る為に後ろ足だけで立ち上がるなどと言うのは、およそ正気の沙汰ではない。実に馬鹿げた行為なのだ」 ―― オーウェン・ラヴジョイ

歩く吊り橋→歩く塔

背骨
アーチ→真直ぐ→S字型

  • 腰痛
    一つ一つの椎骨は、上の椎骨の重さを全て支える→椎間板が押しつぶされる(全体で、1日2センチ半)
  • 太い足、大きな尻(片足?体重の1/6)
  • 内蔵の位置保持
    胸部は問題がない。肋骨と横隔膜
    腹部―哺乳類は例外なく腹部に肋骨がない(妊娠の為だろう)。下腹部の3つの筋肉が交差して支える。?しかし、そけいヘルニア。
  • 立ちくらみ
  • 足のむくみ、静脈瘤
  • 痔(直腸や肛門に起こった、静脈瘤)?四足動物は、尻が心臓より高い。
  • 直立による、アドレナリンの増加、6倍。
  • 高血圧
    血圧センサーの、1番主なものは首にある。

初期人類(ルーシー)

  • 現代人の足、踵からつま先まで、足全体の26%、
    ルーシー、35%(スキンダイビング用の足ひれをつけたまま陸地を歩くよりは多少ましとはいえ、それと大差ない状態―ロジャー・レーウィン)
  • 膝関節を伸ばしても180度以上に開かずに止まるメカニズムは、ルーシーでは不完全―クリスティーヌ・タルデュ、イヴ・コバン

各種二足歩行起源説

  • 危険をいち早く察知する
    パタスモンキー、プレーリードッグ、ミーアキャット
    察知した後、逃げる時二足歩行をする種はいない。
  • 獲物を追いかける為
    一番の反論、ルーシー。大きな脳、道具、武器を用いての狩り、全てに先だって直立二足歩行獲得。事実、アウストラロピテクス類の歯に、肉食動物の特徴は無かった。
  • 両手は採食用として―クリフォード・ジョリー
    ゲラダヒヒ(一応は二足歩行だとされている)の採食行動。しかし地面から直立しているのは、骨盤から上の部分?尻は殆ど地面についている。
  • 省エネ説
    進化は将来の得べかりし利益は拾ってくれない。
  • 食物運搬説―オーウェン・ラブジョイの仮説
    二足歩行獲得の場所は、サバンナではなく森(「不完全な二足歩行でサバンナに出たなら、たちまち命を落とす。だから森で獲得してから、サバンナに出て行った」)。それもねぐらで待つメスに食物を持ちかえる為に。?決定的な論理矛盾。因果関係の逆立ち。
    ○一夫一妻制の発達は、ホモ・エルガスターのじだいから。
    ○ 一雌一雄の種で、オスが食物を持ちかえる種は居ない。
    ○霊長類で、決まったねぐらを持つことはない。仮に持ったとしても、地中。
  • 真昼の暑さを避ける為。

http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201202230107.html

今回、どうも観測の手違いらしいと云うことになりそうだ。
最初この「光りより早いニュートリノ発見」とのニュースが出た時、そのあまりに重大な事柄に、当然ながら慎重な見解が出されていた。

 

※ 2011年9月23日、光速を超えるニュートリノの実験に成功、との発表が有りました。これが事実なら「光より速い物質は存在しない」としたアインシュタインの特殊相対性理論を覆すだけでなく、現代物理学の基本的な前提を覆す「大発見」となります。

日本の名古屋大、神戸大の研究者も参加する「国際研究実験OPERA」のチームが、ジュネーブの CERNで、人工的に作ったニュートリノ1万6000個を、約730キロ離れたイタリアのグランサッソ国立研究所に飛ばしたところ、2.43ミリ秒後に到 着し、光速より60ナノ秒(1億分の6秒、ナノは10億分の1)速いことが計測された。とのこと。

研究チームは15000回もの実験を繰り返し、誤差を計算に入れても同じ結果が得られたという。チーム も「説明がつかない」と首をかしげており、あまりに重大な結果であり、論評を控え実験データを公表するに留め、世界中の研究者に意見と検証を求めたいとし ている。としている。

研究チームとしても慎重な測定の結果であり、事実とすれば冒頭のように物理学の根本を書き換える程の大発見となる訳だが、それだけに当然その発表に疑問を呈する専門家も多い。

例えば、スーパーカミオカンデ実験を率いる鈴木洋一郎東大教授の話として………、
物理の理論全体に与える影響を考える前に、別の機関による検証実験で、結果の正しさを確かめることが大事だ。1987年に小柴昌俊先生が超新星爆発で放出 されたニュートリノを捉えた際は、爆発による光もほぼ同時に観測した。両者の速度に今回の結果のような違いがあるとすると、ニュートリノは光よりも1年は 早く地球に到達していなければおかしいということになる。〔共同〕

京大霊長類研究所サイトより
http://www.pri.kyoto-u.ac.jp/pub/ronbun/20120222/index.html

本日(2月14日)付け、新聞赤旗一面トップに「橋下市長が思想調査」と言う記事が載っている。
こんなことがまかり通るとすれば、日本は法治国家とは言えない。しかも片方では、公務員が休日に地域で新聞赤旗を配っただけで、刑事罰に問われているケースが有る。

こちらも参照のこと関連記事

新聞赤旗掲載の「橋下市長名の職員への文書」

橋元徹市長のサイン入りの「職員各位」への「アンケート調査について」(9日付)の文書は次の通りです。

市の職員による違法ないし不適切と思われる政治活動、組合活動などについて、次々に問題が露呈しています。
この際、野村修也・特別顧問のもとで、徹底した調査・実態解明を行っていただき、膿を出し切りたいと考えています。
その一環で、野村特別顧問のもとで、添付のアンケートを実施いただきます。
以下を確認の上、対応よろしくお願いします。

  1. このアンケート調査は、任意の調査ではありません。市長の業務命令として、全職員に、真実を正確に回答して頂くことを求めます。
    正確な回答がなされない場合には処分の対象となりえます。
  2. 皆さんが記載した内容は、野村特別顧問が個別に指名した特別チーム(市役所外から起用したメンバーのみ)だけが見ます。
    上司、人事当局その他の市役所職員の目に触れることは決してありません。
    調査票の回収は、庁内ポータルまたは所属部局を通じて行いますが、その過程でも決して情報漏えいが起きないよう、万全を期してあります。
    従って真実を記載することで、職場内でトラブルが生じたり、人事上の不利益を受けたりすることはありませんので、この点は安心してください。
    又、仮に、このアンケートへの回答で、自らの違法行為について、真実を報告した場合、懲戒処分の標準的な量定を軽減し、特に悪質な事案を除いて免職とすることはあり得ません

以上を踏まえ、真実を正確に回答してください。

 



その上で、22項目の調査内容を、氏名記載の上、インターネットサイトを通して回答する形式で求めていて、回答したくない項目を飛ばそうとしても、次に進めない仕組みになっている。

調査項目は例えば………、

  • 特定の政治家を応援する活動(街頭演説を聞いたり、知り合いの住所を知らせるなどを含む)に参加したか
    参加の場合は、自分の意思か、誘われて参加した場合は誘ったのは組合か、組合以外の者か、誘った人、誘われた場所や時間帯まで記入するように求めている。
  • 特定の政治家に投票するよう要請されたことが有るか
    いわゆる「紹介カード」を配布されたことが有るか。その場合、要請・配布した人、要請場所・時間まで答えさせている。
  • 「紹介カード」を「受け取った」と回答したものに対し、返却しかかどうか、その際情報を記入したのかどうか、情報を記入した人は何故記入したのか、その理由。

等々、その内容は「微に入り細に渡って」いる。
同時に深刻なことは、この内容が「密告」を奨励していることである。しかも「このアンケートへの回答で、自らの違法行為について、真実を報告した場合、懲戒処分の標準的な量定を軽減し、特に悪質な事案を除いて免職とすることはあり得ません」として、処分と絡めて申告を強制している。「特に悪質な事案………」と言っても、そこに客観的な基準などは無く、あくまでも橋下市長の恣意的な判断の下にある。

憲法が保障している「思想・信条の自由」への侵害は勿論、「内心の自由」さえも侵害する。橋下は弁護士だそうだが、恐れ入った弁護士もいたものだ。

先日も、沖縄防衛局長による、職権を利用した「講話」問題が発覚したばかり。
あからさまな公職選挙法違反の、この局長を、民主党政権は未だ罷免さえしていない。

橋下の今回の「思想調査」或いは沖縄防衛局長の「講話」が、なんら刑事罰に問われないとしたら、「法治国家」の名が泣くと云うものだし、こんな犯罪的な橋の下に、選挙の有利だけを考えて寄り集まろうとしている情けない国会議員が後を絶たない。
醜いことこの上なし。

ヒトの定義は「直立二足歩行」

  • 岩波生物学辞典
    1158ページ
    『結局のところ、ヒトは直立二足歩行を行うこと、そしてヒト特有の文化を持つことで類人猿とは区別される』
  • 「最初のヒト」アン・ギボンズ著 新書館
    400ページに渡る全ての内容が、『直立二足歩行=最初のヒト』を当然の前提として、その痕跡を探す化石ハンターのドキュメント、及びヒトの定義など。
  • 「人類進化99の謎」河合信和著 文藝春秋
    17ページ
    『脳の拡大は人類史でもずっと後のことで、直立二足歩行こそが人類の特徴であり.........』
  • 生命150億年の旅 湯浅精二著 新日本新書
    208ページ
    『大切なことは脳容積がかってに大きくなった生物がヒトでは無く、脳容積を大きくしたのがヒトなのです。つまりホモ・エレクトス(雄・注、今はもっと古い ヒトが発見済み)の時代から、足を発達させました。自由になった手は道具を作り利用するようになりました。その結果として脳が発達して来た訳です』
  • 人類の起源論争 エレイン・モーガン著 どうぶつ社
    37ページ
    『2足歩行を常時行っていると言う点が、ゴリラやチンパンジーなどアフリカの類人猿たちと人間を掛ける基本的な違いであることに、異存の有る人はいないだろう』
  • 赤の女王 マット・リドレー著 翔泳新書
    6ページ
    『人間の本性もまた、社会性を持ち、2足歩行する類人猿の特性から進化して来たのではないだろうか』

その他ネットからの出展も含め、こちら参照

直立二足歩行はトンデモナク常識外れの移動様式

進化の傷あと ―― エレイン・モーガン

間違いの無い一つの傾向(34ページ)
1960年以降、ミッシングリンクを求め、アフリカでの発掘が旺盛化し重要な発掘が相次いだ。
その中で、一つの傾向がはっきりして来た。 ―― 北で見つかる化石ほど、時代が古い
 

○ 分子進化学(40ページ)

  1. 1967、ヴィンセント・サリッチ、アラン・ウィルソンによって発表
    500万年前に分岐
  2. チャールズ・シブリー、ジョン・アールクヴィストによる、遺伝物質の構造全体(ヌクレオチドの配列でなく)の相違点を、DNA交雑法により測定成功。
    700-900万年前

………と言う訳で、現在では「600万年前ないし700万年前ごろのある時期におそらくはアフリカ北東部の紅海沿岸で、類人猿の1グループが、2本足で立って直立歩行を始めた」(42ページ)。
※ 注目すべきはこの本が出版されたのが、1999/1/20であることである。今のところ最古の人類化石とされるサヘラントロプス・チャデンシス(トゥーマイ)―約700万年前とされる―が発掘されたのが2002年7月。オロリン・ツゲネンシス―約600万年前とされる―の発掘が2000年。
分子時計による年代予測の後に発掘されたこれら化石が若し、本当にヒトの祖先化石であるとしたら、年代がドンピシャリ。

○ 「全ての四足動物にとって、走る為に後ろ脚だけで立ちあがるなどと言うのは、およそ正気の沙汰ではない。実に馬鹿げた行為なのだ」 ―― オーウェン・ラブジョイ(44ページ)。

○ 直立二足歩行は「高い買い物」(45ページ)

  1. われわれは歩く塔
    一般の哺乳類は「歩く吊り橋」
  2. 間違いだらけの設計図
    脊椎の下部が太く、骨盤両サイドの蝶骨の端が腸の重みを支える受け皿のように平たく広がった、 ―― 数百万年かけての、幾分の改良。
  3. 腰痛の最大原因
    人間の身体の中で最初に老化するのは脊柱。米国で国民の70%の調査結果
    ブラキエーションは直立二足歩行の前適応とはなり得ない。背骨にかかる負荷は対局。 ―― 腰痛患者に対する牽引療法
     その適応 ―― 太い足と大きな尻―片足1本の重さ、1/6。立ち上がる時の力、歩き続けるときの力。
  4. ヘルニアの恐怖
    ウエストから上の部分は特に問題ない。肋骨と強力な膜である横隔膜。
    哺乳類には腹に肋骨がない ―― 妊娠時の腹の膨らみに対応か。
  5. 立ちくらみ
    直立姿勢による、血液への重力の影響。逆立ちしてみると、逆にすぐ分かる。
  6. 足のむくみや静脈瘤 ―― 心臓への血流が直立によって阻害、四足動物に比べ、距離は2倍。
    特に妊婦―胎児の重みによって骨盤の太い血管が圧迫される。
  7. 痔の痛さ
    直腸や肛門に静脈瘤が出来たのが、痔。
  8. ホルモンに当たえる影響
    緊急事態に対応するホルモン「アルドステリン」=起立によって6倍に増える
  9. 高血圧
    血圧センサーは首の部分。足の部分は高血圧状態 ―― 内分泌系で調整しているが、直立により1日の間に目まぐるしく乱高下。

直立二足歩行獲得の、さまざまな説と、その問題点

「直立歩行の起源について、私たちはこれまですっかり勘違いしていたと云うことを、認めなくてはならない。強い先入観にとらわれていたことが、間違いの原因だろう」 ―― シャーウッド・うウォッシュバーン&ロジャー・レーウィン

※ こちら(直立 二足歩行 直立二足歩行)参照

  • 危険の察知
    例 ―― パタスモンキー、プレーリードック、ミーアキャット等
    反論 ―― 立ち上がって遠くを見渡す動物は例外なく、危険の接近を察知すると………全力で走り去る。そして当然ながら、パタスモンキーのようなサバンナの類人猿にとって、全力で走るとは、すなわち四足全部を使って走ることなのだ。
  • 獲物を追いかけ狩る為に
    主張 ―― 周囲に好物が満ち満ちていた森林の類人猿が草食を通したのに対し、それらの乏しいサバンナ類人猿は動物を狩らざるを得なくなった。
    根拠 ―― レイモンドダート論文(1953)、マカパンスガット洞窟から、ヒト化石と一緒に、砕かれたヒヒの頭骸骨を含む多くの動物の骨。
    反論 ―― 見つかったヒト化石自体が別の肉食動物の犠牲。
    何と言っても、ルーシーの発見(或いはそれ以後のより古いヒトの発見) ―― ヒトは大きな脳や道具、武器を使用しての狩りをする、はるか以前に、さらに言えばサバンナ形成前に直立二足をしていた。
  • 両手は採食専用として
    クリフォード・ジョリー論文(1970)、ゲラダヒヒ(一応二足歩行とされている―ただし大いに問題あり)の観察から。栄養価の低い草食の場合、1日のうち長い採食時間を必要とし、前肢はその為に忙しい。歩行につかわれない。
    反論 ―― ゲラダヒヒの採食事の移動は、直立ではなく骨盤より上の部分のみ。又殆ど三点保持―二足ではない。
  • 辛抱強い訓練の結果
    根拠 ―― 野生のチンパンジー、ゴリラなどに二足歩行の観察例が見られる。ヒトの場合その程度が高いだけ。
    反論 ―― イリノイ大学ジャック・プロスト、「四肢の動きも、間接周辺への力の掛かり方も大きく違っており、この二つの運動をともに”二足歩行”という同じ用語で呼ぶのさえ不適当に思える。(中略)この二つは全く別のものであり、一方が他方の極めて未熟な形で有ると云う意味においてのみ、似たような名前で呼ぶことが許されるだろう。
  • 食物運搬の為
    「人間の起源」(1981)、オーウェン・ラブジョイ
    ラブジョイは直立二足の起源を、サバンナでなく森で有るとした「まだ二本足でうまく歩けないうちにサバンナに出てゆき、そこで二足歩行を完成したとは考えられない。二本足で自由に歩けなければ、そこに出て行った筈がない。たちまち命を落としてしまう」
    狩りに出た祖先の男がねぐらで待つ女に食物を持ちかえる為。
    反論 ―― 霊長類のオスはメスに食物を持ちかえったりはしない。そもそも一夫一婦制をとっている種はテナガザルだけ。
    子育てにオスが関与して他の種より多くの子供を育てることを可能としている種としてマーモセットが有るが、食物を持ちかえることはしない。
    獲物を持ちかえるのに二足歩行をする動物はいない。通常三本足。
    決定的な矛盾 ―― 1雌1雄は直立二足歩行の結果であって、その原因には絶対にならない(何故ラブジョイ程のものが、こんな初歩的な間違いを犯すのか)。
  • 真昼の暑さを避けるため
    二足歩行起源の理由を日光に求める説は、1970年、R・W・ニューマンによって最初に述べられ、1884年、ピーター・ウィーラーによって整理された。
    四足では17%、直立で7%の日光照射。頭だけ頭髪が退化せず残った。
    反論 ―― 類人猿が立ち上がるのに大きなエネルギーが必要で、効果を帳消しにする。
    それほど熱に弱い生き物だったとすれば、日中に採食する生き方そのものを選択しない筈。
    共通した弱点 ―― サバンナに進出した霊長類は幾つもあるが(ヒヒ、ゲラダヒヒ、パタスモンキー、サバンナモンキーなど)どれ一つとして、暑さの為に直立した種はいない。

アクア説

直立二足歩行のメリットとデメリット

先ず従来の「直立二足歩行起源」説の大半は、サバンナ説に基づいている。これは既にサバンナ説そのものが、ルーシーやオロリン、サヘラントロプス・チャデンシス(トゥーマイ)などの発見により完全に破綻 ―― 彼らが二足歩行を始めた時、未だアフリカにサバンナは形成されていなかった。
「イーストサイド・ストーリー」提唱者である、イヴ・コバン自身、トゥーマイの発見を機に、自説を撤回している。

その上で敢えて言えば、従来のさまざまな説には共通した弱点が有る。
上記、「直立二足歩行はトンデモナク常識外れの移動様式」で示した、二足歩行のデメリットは、全て二足歩行を始めたばかりの時期に一番大きい。 それに引き換え、サバンナ説主義者の説で説かれる、二足歩行のメリットは、その最初には殆ど意味を持たない。 このような形質を、自然選択が拾う筈がない。

それに対し「アクア説」は、事態が逆になる。

  1. 水の中での直立姿勢は、死活的な選択圧となる。
  2. 二足歩行の、主に重力によるデメリットが、水の中では浮力により殆ど消え去る。

直立二足歩行獲得の時期

サヘラントロプス(トゥーマイ)の、700万年前と言われる推定生息年代が正しければ、共通祖先から分岐して、殆ど間を置かずに直立二足歩行を獲得したことになる。
そこに、「死活的」選択圧が有ったと考えないと、無理が出る。他の説では悠長すぎて説明がつかない。

最初ヒトの分岐問題に分子を持ちこんだのは、ヴィンセント・サリッチ、アラン・ウィルソン。その時の想定分岐年代は480万年-500万年前。
次に、チャールズ・シブリー、ジョン・アールクヴィストによる想定分岐年代は700万年前。
現在もほぼ700万年前とされている。それ以上古くなると、ゴリラとの分岐年代(900-1000万年前)との関係に矛盾が出る。

「アクア説」補強の傍証

地球の生物のうち、細菌などを除く真核生物の種類は870万種に上るとの最新推計を国際地球プロジェクト「海洋生物センサス」のチームがまとめ、2011/9/23発表した。

内訳は、陸上生物が650万種、海洋生物が220万種。

海洋研究開発機構の藤倉克則チームリーダーは、「外洋の深海域など、調査しにくい場所のデータは少なく、今回は細菌などが含まれていない。地球上の生物種の総数は更に多いと言える」と話している。

防備録

XHTMLとスタイルシートを使うようになって、テーブルレイアウトは使わなくなったが、テーブルは時として使う。
ボーダーを1ピクセルに設定しても、そのままではどうしても線にシャドウが付き、実質2ピクセルになってしまう。

これをスッキリ1ピクセルにするスタイルシート
(.tablestyle は任意のスタイルシート名。#2F4F4F は任意のカラー名)

.tablestyle {
    border-collapse: collapse;
    border: 1px #2F4F4F solid;
}

脳の拡大には二つの突出したところがある。一つは200万年前から150万年前のところで、これはホモ・ハビリスの登場に関係しているらしい。もう一つ、それ程目立ったものではないが50万年前から20万年前のところにある。(20ページ)

人間の行動における二つの本当に劇的な変容は、現代人類並みの脳の大きさに進化してずっとたってから生じた。その変容はホモ・サピエンス・サピエンスのみのものとされる。
第一の変容は6万年前から3万年前にかけての文化の爆発的発達で、最初の芸術、複雑な技術、宗教が現れた。
第二の変容は1万年前の農耕の登場であり、人々は始めて作物を植え、家畜を飼いならすようになった。(20ページ)

脳が要求するエネルギー
静止しているときに筋肉が必要とするエネルギーの22倍に相当する(20ページ)

考古学者-「認知考古学」
心理学者-「進化心理学」
これら二つの新しい下位部門はお互いにお互いを大いに必要としている
………統一を成し遂げるのが本書での筆者の課題だし(21ページ)


一種の強力なコンピュータのような汎用学習機械と見るのは間違い
「モジュール」が並んだもの(21ページ)

想像力をどう理解するか(21ページ)

ホモ・ハビリスは、石器を作ったことが確認できる最初の祖先であり、また比較的大量の肉を食べたことが確認できる最初の祖先でもある(22ページ)

ネアンデルタール人
現生人類との共通性と違いの矛盾(23ページ)

「心の進化」
6500万年前からの展望(24ページ)

本書では筆者は心の進化について、「何」、「いつ」、「なぜ」を特定するつもりである。この流れをたどるときに、芸術や宗教や科学の認知的基盤を求めることにする。
これらの基盤を明らかにしてゆくと、我々がいかに他の種の動物と共通の根を持っているかが明らかになる―我々に最も近い現存の親戚であるチンパンジーでさえ、これほど根本的に違っているというのに。
筆者はこうして、心は超自然が介在して出来たものと云う想像主義的な主張を退ける、確固とした証拠を提供する(24ページ)

過去のドラマ(25ページ)

  • コモンアンセスター(共通祖先)- 未発見(ミッシングリング)
     
  • サヘラントロプス・チャデンシス(トゥーマイ)
    700?600万年前
  • ミレニアム・アンセスター(オロリン・ツゲネンシス)
    600万年前
  • アウストラロピテクス・ラミドゥス
    450万年前
  • アウストラロピテクス・アナメンシス
    420万年前頃か?
  • アウストラロピテクス・アファレンシス
    ルーシー、ラエトリの足跡化石
    350万年前
  • アウストラロピテクス・アフリカヌス
    250万年前
     
  • ホモ・ハビリス(器用なヒト)?オルドワンの最初の担い手(アウストラロピテクス・ガルヒ、ボイセイ、ロブストゥス、からかも知れない)
    200万年前
  • ホモ・ルドルフェンシス
  • ホモ・エルガスター

     
  • ホモ・エレクトゥス
    180万年前
    東アフリカ、中国、ジャワの3か所で、殆ど同時に登場
  • ホモ・ハイデルベルゲンシス
  • ホモ・ネアンデルターレンシス(ネアンデルタール人)
  • ホモ・サピエンス・サピエンス
    解剖学的現代人
    行動学的現代人

初期人類(ネアンデルタール、解剖学的現代人)の心における多様な知能(153ページ)

  1. 初期人類が骨、角、きばを原材料として用いなかったのは何故か
  2. 初期人類が特定の目的の為の道具を作らなかったのは何故か
  3. 初期人類が複数の部品からなる道具を作らなかったのは何故か
  4. 時代や場所の違いにかかわらず、初期人類の作った石器にあまり大きな変化が見られないのは何故か

     
  5. 初期人類の住居跡がどこでも小さな集団を暗示しているのは何故か
  6. 遺跡における人工物の分布が社会的相互作用に限界が有ったことを示しているのは何故か
  7. 個人的な装飾品が無いのは何故か
  8. 初期人類が儀礼を伴う埋葬を行ったと云う証拠がないのは何故か

初期人類、最初の芸術(204ページ)

  • 3万年ないし3万5千年前、南ドイツ、ホーレンシュタイン=シュターデルの象牙製の小像
    マンモスの牙を彫って作った、獅子の頭を持つ男性像
    知られているものとしては最古の芸術品
  • 個人的な装飾品(ビーズやペンダント、動物の歯に穴を開けたものなど)3、4万年前
    南西フランス、ラ・ソケットの遺跡など(象牙のビーズ)
  • アルデシュ地方のショーべ洞窟壁画?3万年前
  • ラスコー洞くつ壁画?1万7000年前

視覚的記号(シンボル)の特徴

  1. 記号の形態は指示対象と恣意的な関係にある。このことは言語の根本的な特徴だが、視覚的な記号にも当てはまる。例えば、「2」と言う記号は何かが二つあるようには見えない。
  2. 記号は伝達の意図が有って作られている。
  3. 記号と指示対象との間には、空間/時間的に大きな隔たりが有ることが有る。だから、例えば、私は遠い昔に起こった出来事や、将来のある時点に起こるかもしれないと想像することを描いたりする。
  4. ある記号の固有の意味は、個人によって、又勿論文化によっても異なる。それは、持っている知識や経験に依存することが多い。ナチスの鉤十字を今の子供が見るのと、家族をホロコーストで失ったユダヤ人が見るのとでは、違う意味になる。実は鉤十字は古くからある記号で、メキシコやチベットと言った遠く離れた文化に見られる。
  5. 一つの記号には、居として付与されたものであれ意図なく付与されたものであれ、或る程度の幅が許容される。例えば、われわれは、それぞれの文字の姿が違う色々なヒトの筆跡を読むことが出来る。

魚沼の地震

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昨日仕事がらみの飲み会が有って、そこで新潟県出身の同業会社の社長から先日の魚沼地域の地震の被害を聞かされた。
東北大地震の陰に隠れてあまり話題になっていなかったし、六日町近辺は大したことが無いとの報を聞いていたので、今まで全く気にしないでいたのだが。

地震の当時は雪の下で分からなかったのだが、雪が消えて見ると、十日町や頚城のあの棚田風景が地滑りで一変していたのだそうだ。
これも痛ましい話だなあ。

今百姓仕事は60歳以上の年寄り仕事になっているから、崩れた田んぼを直してまで百姓を続けようという意欲は無いかも知れん。田んぼは水回り一つ見ても、一人だけの意欲や労働だけでどうこうなるもんじゃないからな。
写真家の格好の被写体風景が崩れてしまったし、これで又あの地の人の繋がりも薄れてしまうんだろう。

http://y-ok.com/pc-apple/pc-2.html

指数表現

Movable Type タグクラウド不備の顛末

MTのコメント用ブロックタグ

DreamWeaverへの、Movable Type-CSS連結

Excel-VBAでの、コンボボックスとVLOOKUP関数との悩ましい関係

Movable TypeへのGoogle Map 設定手順の覚え

http://y-ok.com/pc-apple/pc-2.html

直立二足歩行(p-26)
人類と類人猿との違いはなにか、と言う問いに対する人類学者の答えは、
「二足直立歩行をするか、しないか」である。

直立二足歩行有利説(P-64)

  • セックスアピール
  • 食物運搬説
  • 威嚇効果
  • 遠くを見渡す効果

ヒト(P-34)
ヒトと言うことばを教義に解釈すると現代人、つまりホモ・サピエンスの日本語学名でも有るのだが、分類学的には古代・現代の人類と類人猿を含むグループを「ヒト上科」と言い、類人猿以外の人類全体を含むグループを「ヒト科」と言う。そこで、ここでは生存年代の新旧や進化の段階を問わず、明らかに人類的特徴を持つグループ、つまり「ヒト科」に属するグループや個体を便宜上「ヒト」と呼ぶことにする。したがって、いかに紹介する猿人もヒトの一部であることをご理解いただきたい。

骨盤(P-38)
既に紹介したように、ヒトのもっとも基本的な特徴は二足直立姿勢である。
姿勢が変わると体中の全ての骨の形も変化するが、それが特にはっきり現れるのは胴と下肢をつなぐ骨盤である。

ガルヒ猿人(P-52)
何よりも注目されるのは他の猿人に比べてヒトの特徴を強く持っている点である。
………例を挙げると、下肢の長さが後の時代の人に近いこと、石器を使って動物の皮を剥ぎ取ったり骨髄を取って食べたりしていた―― つまり肉食をしていた―― らしいことなどで、これは他の猿人には見られない進化と言っていいだろう。

拇指対向性(P-70)
ホモ・ハビリス
さらにおもしろいことに、ヒトでも生後間もない赤ん坊には拇指対向性が無く、類人猿的な能力しか持っていない。

石器文明-オルドワン(P78)


担い手はハビリス

  • 1990年までの成果によると、最も古い石器はタンザニア・オルドヴァイ谷で発見された石器で、約180万年前と言われていた。
  • その後、エチオピア南西部のオモ川流域、及びケニヤ・トルカナこ周辺地域でも古い石器が発見され、これらは230万年前。
  • 1996年暮れから正月に掛けて………エチオピア、アッペ湖に注ぐアワッシュ川の下流域、その一つであるハダールで発見、230万年前。猿人でなくホモの段階。
  • 1992-1996年、ハダールに近いゴナと言う場所で沢山の石器を発見。慎重な年代測定の結果、260-250万年前と言う結果。現在のところ最古。
  • 年代は古いがオルドヴァイ型石器の制作技法はかなり高度。
    剥ぎ取った剥片と残りの石核を様々に加工して利用。
  • 道具を造る文明は猿人段階で無く、原人段階から始まったと言う可能性が高い。

アシュール文化-サン・アシュレアン(P128)
担い手はホモ・エレクトス

  • フランス、サン・アシュール遺跡から、その後アフリカやアジアの一部に分布確認。アフリカ(オルドワンから発展)から拡散したものだろう。
  • 160-20万年前
  • 代表型-西洋梨型ハンドアックス
  • 石を割る為の石-ハンマーストーン(道具を造る為の道具の発達)
  • 百数十万年に渡って続く。前半(エレクトス時代)の技法の進化は僅か
    「想像を超えた一様性」-アメリカ考古学者A・ジュリネック
    「文化の停滞は言語も知能も殆ど発達しなかったことを意味する」?W・W・ハウエルズ
  • ※ 1988-96年、中国南部広西チワン族自治区。80万年前のハンドアックスが大量に発見

「文化とは人間の非遺伝的適応能力」(P294)
L・ホワイト

EXCELでのVBAで、コンボボックスによって、例えば名簿のマスターテーブル左端列の通し番号をシートのセルに表示させたとする。

その番号を「検索値」として、VLOOKUP関数を使った場合、どうしてもエラーが出てしまう。

  1. 同じ番号を直接キーボードから入力した場合は、VLOOKUP関数が正常に機能する。
  2. その後で同じ番号をコンボボックスで表示させた場合は、同じく正常に機能する。
  3. しかしその後、別の番号をコンボボックスから表示させ(この場合当然エラー)、その後最初の番号を表示させても、やはりエラーになる。

原因がさっぱり分からない。

分からないながらも兎も角対処法。

  1. マスターテーブル左端列のもう一つ左列を含めて、コンボボックスプロパティの「ListFillRange」範囲に設定(その範囲にセル範囲の名前を設定すればいい)。
  2. 「BoundColumn」や「ColumnCount」もそれに合わせる。


既に指摘(予言)しておいた通り、当方からの繰り返しの具体的反論にも関わらず、出てくる話は「ワンパターン化された外国の例、それも主に昔話」ばかり。ホントにもう少し知恵が回らないものだろうか。

「民主集中制は悪」「民主集中制を採る共産党は独裁」との固定的先入観が、中身の具体的吟味抜きに結論として前提されているから、その内容を自分で考えることが無い。
反論されても反論されても、又同じフレーズの、スローガン的繰り返しのみ。

RE G48さん

>まさしく議会を形骸化と決めつける行為こそ
全社会組織を暴力的に転覆」という共産党宣言の前提ですね


G48さんに三つお聞きします。明確にお答えください。

このところ何度か、T女史から「『生臭い政治活動』を生きたマルクス」の姿が強調されている。

>まさしく生臭い実在こそ、科学的社会主義の対象です(No.83)
>まさしく実在社会の集約とも言う政治こそ科学的社会主義の対象です(No.87)
>マルクスは生臭い政治活動の中に存在(No.104 タイトル)
>生々しい政治の世界こそマルクスの生きた証です (No.104)

おそらくNo.79に於ける、私の………、
>>このトピの題名に有るように、元々、科学的社会主義、マルクス哲学などを現代と絡めて議論したいと思い、このトピを建ち挙げたのだが、実際は意に反し、生臭い政治論等が中心に展開している。
……この書き込みに反応されてのことだと思う。

>ソ連の学者どもより自らの方が正しいと自負される老社会主義者は「私の論理に矛盾はない」とか、
>まさしく、矛盾の内在を必然とする科学的社会主義の立場からはお笑いのことを仰せになり、学生達の失笑を買ったのは今も学内では語りぐさです(No.97)。

その「老社会主義者(若しかして不破さんのことかと思うけど)」が何を言ったか分からないが、具体的に示して貰えれば、多分私ごときでもその解説くらいは出来ると思うので、是非具体的に示して欲しい。
ここでは一般論としての「矛盾」「絶対的真理と相対的真理」について………。
http://y-ok.com/philosophy/philosophy-1/contents-20.html

MMさんとT女史から「民主集中制批判」が挙がっています。
二人が同一人物だと言う積りは有りませんが、批判の根拠となっているソースが、全く同じであろうことは、例えば「党首の祖父や叔父の問題点なども、共産党員が知るのは巷間の伝聞だということです」等の、二人共通の引用からも明らかです。

結局私がNo.91で指摘しておいたように、殆ど外国の例だけのパターン化された「実在的弊害」だけしか挙げられませんでした。
既にこの問題については水掛け論の様相を呈しているし、私もやや辟易気味なのですが、まとめて少し述べさせて貰います。

今原発が大問題になっています。自然界には存在しなかった物質、それも半減期がモノによって何万年とかと言うことですから、その複雑さと深刻さは特別です。
繰り返し危険が指摘され申し入れが有ったにも関わらず、「安全神話」を振りまき、或いはそれに乗って原発を推進し、まともな対策すら取って来なかった東電、御用学者、自民党、通産省等の責任が、事が落ち着いた後厳しく問われるべきだと思います。
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2011/03/2006-071-f3d1.html

責 任や賠償問題もそうですが、このトピのお題に沿って視点を広げて見た時、地球的規模で影響を与えるまでになった巨大な生産力・テクノロジーを、利潤追求を 最大の動機とする一私企業のコントロール下に置いていいのかどうか? これが深刻に問われる、そう言う問題なんだと思う訳です。

No.78でも述べたように、特に議院内閣制を採る日本において、民主集中制は国民に責任を負う政党として、本来必要不可欠な組織原則であり、元々そこに何の問題も無い筈なのです。

「『民主』的な過程を経て決定し、多数で決まったことは『集中』して実践する。異なる意見は保留出来る」。こんなことは規律の程度に差こそあれ、中学校の生徒会でも認められていることで、まして近代政党としては当たり前のことです。
だからこそ自民党なども、時に派閥抗争が激化して世論の批判を浴びた時など、「共産党の民主集中制が羨ましい」とのホンネが出るのです。

引き続きT女史から、結構な数の書き込みが寄せられています。
だがその内容は残念ながら、論理矛盾、自己矛盾が目立ち、ハッキリ言って支離滅裂としか言いようが無いものです。
必ずしも反共的だとも思われないし、マルクス、科学的社会主義への理解も感じられるだけに、特に「民主集中制」に関連しての論理的混乱を、惜しい!!、と思う次第です。
どこかのセクトに属しているのかな?

いやー、ワンサカ出てきましたね。
トピ上げには貢献したようだが、残念ながら内容はイマイチでした。


【説明責任と独善主義】

>まして代わりうるものを示してから批判非難しろというのは、大衆の感じる独善主義そのものです(No.72)
>居直っている場合でではないでしょう (No.70)

「民主集中制」を最初に、そして繰り返し非難・論難を仕掛けて来たのは、他ならぬT女史、あなたですよ。

T女史の書き込みを拝見するに、批判される必要が何も無いことについて、無理に論難を仕掛けているような、要するに「藁人形論法」に見えてしょうがないんですけどね。

勿論T女史が、共産党や共産主義を嫌い、民主集中制に批判的だとしても、それはもうT女史の自由で結構なんですが、同じ嫌うにしても、もう少し根拠に基づいての嫌悪、批判・非難で有った方が、お互い建設的だと思う"今日この頃"。

「天罰」発言が問題になって、謝罪・撤回したが、元よりそれが心からの謝罪でな方ことは、今までの石原の暴言の数々であからさまに分かる。

「天罰」発言を受けて、一部で「石原は今回の都知事選立候補を辞退すべきだ」との意見が有るが、絶対立候補を止めさせはならない。
立候補させて、明確な形で落選させるべきだ。

パニック映画が地で進行している。

想像もしたくないが、チェリノブイリの二の舞になっても不思議じゃない。何しろ4基一緒だ。
「福島廃県」等と言う言葉さえ飛び交っている。隣の新潟県も人ごとじゃない。勿論東京だって。
狭い国土、人口密集地、それでなくても食糧自給率40%を切っている中での、東北からの食糧供給断。製造業への深刻な影響。
本当にどんなことになるか? 今何をしても、こうやって掲示板の投稿をしていても気分が虚しい。

>搾取の無い社会?
そんなの想像できませんね。
ボスが先に上手いものを食ってたことは容易に想像される。
>原始時代を美化したのはユダヤ≒キリスト教の、あるいはギリシャ神話による観念が淵源でしょう。

No-49で私は……、

「この弁証法的見地で歴史を概括している史的唯物論からすれば、原始共産制社会から奴隷制社会への移行も、やはり発展なのであって、実際、奴隷制社会に先立つ原始共産制社会が、奴隷制や封建制と比較してさえ、『牧歌的』で有ったなどとは想定していません」
「そう言う意味で、T女史による原始共同体のスケッチそのものは、私も同意する点が有ります」

…と、書いておきました。
マルクスにしてもエンゲルスにしても、「原始時代を美化」している訳では決してないし、
Nさんご指摘の「ボス」「暴力」「共同体と戦争」等を否定している訳でも、全く有りません。
あくまでも社会科学的な分析・呼称です(マルクスは当初「アジア的」との言い方をしていたようです)。

>史的唯物論の原点とも言うべき 原始共同体なるものが

マルクスとエンゲルスの共著『共産党宣言』の中で、当初彼らは、「すべてこ れまでの社会の歴史は階級闘争の歴史である」と述べた訳ですが、その後の研究によって、有史以前に階級の無い「原始共同体」と呼ばれる社会状態が有ったこ とが判明、その知見を加味してエンゲルスが、「これまでのすペての歴史は、原始状態を別にすれば、階級闘争の歴史であった」と修正、定式化するようになっ た訳です。

ですから原始共同体を特に、「史的唯物論の原点」と言う訳では有りません。
マルクスとエンゲルスは目の前の資本主義の研究から、そこに「階級闘争」を見出し、その知見で人間の歴史を俯瞰し、「すべてこれまでの社会の歴史は階級闘争の歴史である」との理解に達した訳で、史的唯物論の原点と言うなら、「資本主義」と言うべきでしょう。
マルクスの『資本論』も資本主義分析の書で有って、社会主義の解説書では有りませんから。

ただ『原始共同体=原始共産制社会』を初めて、人類史の一部として定式化したのは、マルクスでありエンゲルスで有ると言って差し支えないかも知れません。

本日(2月11日)付け日本経済新聞に、「ブッシュ前米大統領会見」と銘打ってのインタビュー記事が載っていた(東京版6面)。

イラク攻撃を命じた「自分の決断は正しいと信じている」と言明。「当時は全ての人間がフセインは大量破壊兵器を保有していると信じていた。米議会もそう信じ、戦争を承認した。米国だけでなく、世界中の情報機関もそう考えていた」と正当化。
「今、フセインが生きていたら、世界情勢はもっと悪いものになっていただろう」と指摘し、「だから、今日でも私は自分が下した決断を強く支持している」と言明した。

指成長の仕組み一致―起源巡る150年の論争に終止符?

鳥 の翼と恐竜の前脚にある「指」の成長する仕組みが同じであることを、東北大学の田村宏治教授と大学院生の野村直生さんらが突き止めた。鳥が恐竜から進化し たとする仮説を裏付ける結果。専門家からは始祖鳥の発見以来、鳥の起源を巡る約150年間の論争に終止符を打つ成果との意見も出ている。研究成果は11 日、米科学誌サイエンスに掲載される。

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